■BeLief用語集■
こちらでは、物語に出てくる用語の解説をしております。
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・共有者
英雄の剣を使い、剣と魔力や精神を共有できる者を指します。
この物語では、カイルとエルファシアの二人がそうですが、
二人はこれまでの共有者と比べても特殊な体質を持ち、未熟でもあります。
(二人の場合、それぞれの手を介して魔力や共有することができ、
互いの感情も手を繋ぐだけである程度伝えることができます)
また、共有者に関しては、まだ一般には知られていない事実や能力がありますが、 その辺は話が進んでから書き加えようと思います。
・過去の共有者たち
カイル達は、白羊宮の星神と出会うことで、過去の共有者について知ります。
そこで知ったのが、過去の共有者たちは、一人で共有者としての力を発揮していたらしいという事。
ひとつだけ、過去に二人の共有者が同じ時代にいた例を見つけますが、
その二人もまた、それぞれが共有者としての力を使い、
カイル達のような二人三脚でないことが後に分かります。
しかし、過去の二人の共有者に別の特殊な背景があるらしいと感付き、
カイル達はこの二人に強い興味を持ちます。
・星霊(せいれい)
主に「星霊界」と呼ばれる世界に住む精神生命体で、
人間同様に聖なる力・魔の力いずれも兼ね備えています。
人間界にも4属性を担う四大星霊を筆頭に、様々な星霊たちがいます。
過去の共有者たちとの関連もあり、
カイル達は共有者について知る旅の過程で彼らから力を授かります。
・四大星霊(しだいせいれい)
この世界の基本4属性を統べるとされる星霊です。
天の星霊スカイア、地の星霊グランダ、炎の星霊フレイマ、
冷の星霊アイシアがいます。
・星神(ほしがみ)
星霊同様、主に星霊界に住む精神生命で、星霊の上位の存在です。
十二宮と呼ばれる星神が人々の間では最も知名度が高く、
十二宮の中には、人間界にいるとされる者、
すでに命を落としてしまった者もいます。
・天使
精神で構成された高度な生命で、
「天使界」と呼ばれる人々の住む世界(人間界)とは別の世界に棲んでいます。
人間とは友好関係にあり、悪魔とは対立関係にあります。
たまに人間界に降りますが、長居する事はありません。
・悪魔
魔力で構成された生命で、「悪魔界」に棲んでいます。
過去、天使たちが人間界のどこかに隠したとされる、”神の果実”を探しています。
”神の果実”を見つけるという目的の一致で、一応の結託をしていますが、
いつでも他を裏切り出し抜こうと、それぞれの悪魔が考えています。
・魔人
元々人間だったが悪魔へと成り下がった者を指しますが、
悪魔も魔人も同じくくりとして扱われることが多いです。
悪魔から力を授かってなった者、悪魔の力を奪ってなった者がそのほとんどで、
いずれの場合も、性質的には悪魔との違いはほとんどありません。
・悪魔界の天使
魔人フォルカノスの持つ異名です。
彼は、自らの力のみで人間から魔人へと変貌を遂げた存在で、
魔人でありながら聖なる力を持つ彼は悪魔から恐れられ、こう呼ばれるようになりました。
・封魔石(ふうませき)と魔物
この世界の魔物は、封魔石と呼ばれる石に蓄積した魔の力によって生み出されます。
魔の力は主に夜に蓄積され、そのため、夜に魔物が出没することが多いです。
魔物は辺りを徘徊したり破壊する事で魔の力を消費し、自然消滅する事も多いですが、
人間に害をなすため、兵士や冒険者の手によって退治される事もあります。
また、封魔石は自然に結晶化し、力を蓄積しますが、
環境によって出現する魔物の種類は異なり、
人の住む町中などでは魔の力が霧散してしまうため、町中で出現することは稀です。
魔物を退治した場合、魔の力を失った封魔石が残り、大抵は専用の道具で破壊されます。
しかし、破壊する道具がない場合は、人通りの少ない山や森、川や海に捨て、
再び同じ場所で魔物が出現することを防ぎます。
稀に一部の魔法使いが買い取る事もあります。
・属性
天(てん)、地(ち)、炎(えん)、冷(れい)の4つの基本属性があり、
各属性との相性を見て、最も相性のいい属性がその者の属性となります。
どの属性との相性も同程度の場合、属性無しとして扱われます。
また、同じ属性の者でも、得意とする分野が異なります。
(例えば地属性だと、土、岩、植物など…)
・聖の力、邪の力
上の属性とは別で、種族が持つ根源的な性質のようなものです。
天使は聖の力、悪魔は邪の力を持ち、人間はその両方を兼ね備え、その程度は個人によって異なります。
人間の場合、天、炎の属性が強い者ほど、聖なる力を秘めており、
地、冷の属性が強いほど、魔の力を秘めている傾向があります。
・魔法
世界に溢れる魔力を具象化して発現する自然魔法、 天使や悪魔、その他の高位の存在と契約を結び発現する契約魔法、 魔力を込めた媒体(剣や石など)から発現する宝具魔法があります。
自然魔法は、術者のイメージで生み出され、
術者自身の能力により威力が左右されます。
契約魔法は、呪文の詠唱によって契約相手の力を借り、
どちらかと言うと、契約相手の持つ力に影響を受けます。
宝具魔法は、込められた魔力の量や何に込めたかによって威力が異なります。
大抵の宝具魔法は、威力はあまり期待できませんが、
手軽で誰にでも扱えるという利点があります。
また、属性や手段とは別に、攻撃系、補助系などの分類もあります。
・呪文
描写呪文、契約呪文、解放呪文の3種類あります。
描写呪文は、自然魔法を扱う際に術者がイメージをより鮮明に行うために唱えるもので、
実のところ、呪文そのものに力があるわけではありません。
しかし、これによりイメージの具体化が促進され、術の威力を高めることが出来ます。
使うかどうかは、人それぞれの好みで分かれ、唱える呪文も人それぞれ違います。
また、高度な魔法ほどより精細なイメージを必要とし、呪文が長くなり複雑化する傾向にあります。
契約呪文は、契約魔法を発動する際に唱えるもので、こちらは、必ず唱えなければ魔法は発動されません。
呪文開始の際に術者と契約相手の名前を紡ぐ、何らかの魔法アイテムを使用するなど、
契約相手と取り決めた手法を併用することが多いです。
解放呪文は、宝具魔法を使う際に唱える簡易的な呪文で、ほとんど一言で済む物が多いです。
魔法の込められた道具(の意志を伝達する部分)に触れ、呪文を唱えることで術が発動されます。
・エルドレイド王国
カイル達の住む国で、世界的に見て規模が大きい部類です。略式で"王国"と呼ぶことが多いです。
永遠の命を持つと言われる竜の星神にちなみ、国の永遠なる繁栄の願いを込め、
国旗・紋章は「竜を従える星」を形取っています。
・王立軍
首都に設置された軍隊のことで、国王の庇護を直接受けた軍隊であるため、
他の地方軍と区別する意味でこの名で呼ばれています。
軍人は騎士部門、魔法部門、治療・開発部門の3つのうち1つに属して訓練し、
各部門から人員が選出され、第一から第七までの王立軍が編成されています。
各王立軍はそれぞれ1つの精鋭部隊と2つの大隊を持っています。
精鋭部隊は各隊に特化した分野が存在し、
第一が剣・騎馬などの接近〜中距離戦、第二が弓・砲撃などの遠距離戦、
第三が天・炎属性の魔法、第四が地・冷属性の魔法、
第五が治癒魔法、第六が魔法・科学技術、第七が特殊分野に特化しています。
また、精鋭部隊は、各部隊が独立して行動することが多いです。
大隊に関しては、どこもバランスよく似たような構成を取っていますが、
第七王立軍に限っては、精鋭部隊同様に特化した分野を持つ小隊や中隊で構成されています。
・ヘスペリデス
エルドレイド王国軍の3つの部門それぞれをまとめる3人の統率者を指します。
名目上、騎士部門が第一と第二、魔法部門が第三と第四、治療・開発部門が第五〜第七王立軍を管理していますが、
3人が直接指令を出すのは精鋭部隊など一部に限られ、軍の大半は各軍の大隊長が指揮を執ります。
・特殊突撃部隊
シュレンの所属する部隊で、第七王立軍の第一大隊内に第1隊〜第5隊まであります。
この部隊は、近年試験的に編成された少数精鋭の部隊で、いわゆるゲリラ部隊です。
他の部隊は基本的に中世西洋風の軍服・装備(と思案中)ですが、
この部隊に関しては、華麗さよりも合理的なスタイルを重視し、
目立たない茶系を採用しています。
また、親睦国の武器の有用性を確かめる上で、武器は刀を採用しています。
・エルニア大陸
世界で最も大きな大陸で、エルドレイド王国はこの大陸の西部にあります。
・トートル
王国の西部(エルニア大陸西端)にある小さな町。
なだらかな丘とその周囲に作られた平和な町で、ウォルスペイズ家(カイルの家系)が管理しています。
魔物の発生が少なく、農業に適しています。
・コアトル
トートルのそばにある商業の町で、エルファシアの故郷です。
・リオン
王国西部では最も古い町で、多くの神殿が町とその周辺に点在します。
カイルの親戚が管理しており、多くの神官たちがここで暮らしています。
・ラーナ
リオン東の山にひっそりと存在する村で、多くの魔道士が住んでいます。
・エルドラグーン
エルドレイド王国の首都で、国に共有者と認められてからは、カイル達の活動拠点となります。
法でしっかりと統制されており、主要な軍人のほとんどはここで暮らしています。
・レッドエッグ
リコの故郷の町1つを包み込んだ巨大な魔結晶の通称。
リコ編後に結晶は破壊されますが、それまでは近づくだけで死ぬと恐れられ、
ほとんど誰も近寄らず、得体の知れないまま数年間放置されていた場所です。
・英雄の剣
カイルの家の蔵にあった剣です。
刀身は普通の金属のように見えても、鉄や青銅の類ではなく、
使い手の魔力や精神力を吸収して剣の力を引き上げる事の出来る剣です。
刃こぼれしても自然に直り、相当の業物ですが、
過去二百年ほど外に持ち出される事はありませんでした。
というのも、その間、剣が地面から離れず、 誰も持ち上げる事が出来なかったのです。
謎に包まれた剣ですが、持ち主を選ぶ「英雄の剣」として、 カイルの家系で語り継がれていました。
・烈風のリング
魔力を送り込むことで強力な風を生み出す、直径数センチほどの小さな宝具です。
物語の序盤で、エルファシアが使いますが、これは改良版で、
相当量の魔力を宝具に送り込む事ができ、威力も高く、
通常の烈風のリングとは発現される魔法の性質も違います。
・軍用武器
一般兵が使う武器は、普通の剣や槍などが主ですが、
隊長クラス以上の軍人たちには、
剣の切れ味や耐久力を増すための魔法が施された武器が支給されます。
シュレンの持つ刀もその1つであり、通常の加工に加えて、
炎系の魔法と併用できるようにカスタマイズされています。
・神の果実
別名「魔の果実」、単に「果実」と呼ばれることもあります。
非常に膨大な量の魔力が詰まった結晶体で、
これを手にした者は、あらゆる世界を手中に収めることさえ可能と言われています。
多くの人々は、これを架空のものとして扱い、その存在を信じていませんが、 中には躍起になってこれを探している者もおり、国がらみの裏組織まで存在しています。
・魔結晶(まけっしょう)
見かけは紅水晶のようで、氷のように冷たくもあり、
人間界に近年出始めたものです。
物理的な手段でこれを破壊するのはまず不可能で、
また密度が高いと魔法への耐性も強まります。
一部の人間たちは、この結晶体に”神の果実”との繋がりを見出そうとしています。
リコ編以降で、魔結晶は、密度が高いほど赤みが増して不透明になる事、 また、高密度の魔結晶は、生物を含むあらゆる物質を分解し、 結晶と一体化する性質がある事が判明します。