■絵描き初心者にありがちな落とし穴■
■絵描き初心者にありがちな落とし穴■
このページでは、絵描き初心者がハマりやすい罠について考察したいと思います。
初心者が、とは言ってますが、慣れた方でもたまにここにハマってしまったりすることもあります。
私もその1人です。
その罠がどんな物なのか、初心に立ち返って考察するために、
左手(利き手と逆の手)でキャラを描いてみました。
私は左手では字もようやく判別できるかどうかくらいにしか書けないので、線のゆがみに関してはひとまずスルーしてください。
さて、この絵で問題となるのは、パーツの向きや位置、大きさが微妙に揃っていない点です。
たとえるなら福笑いですね。
私もスランプの時期はよく顔のバランスが狂いますが、それでも普段はもう少しまともです。
また、描く手はいつもと逆でも、頭に描いたイメージはいつもと大差なく、私はただそれをなぞるつもりで描けば良かったはずです。
ではなぜ、向きがズレてしまったのでしょうか。
その答えは、1つのパーツを描くときにそこにばかり目を向けて描いてしまったからです。
その部分を少しでも正確に描く事にとらわれ、全体を見渡す余裕がなくなっていたわけですね。
これは多くの絵描き初心者に言えることではないかと思います。
実際、私自身もまた、描き始めの頃は目や口、手や足などのパーツばかりに目が行き、全体を見ることが出来ていませんでした。
だから、不自然でぎこちない絵になってしまうのです。
もちろん、線をまとめる、パーツを精密に描くことも大切です。
しかし、全体像が歪んでしまったら、せっかく丹精こめて描いた絵も描き直しです。
ではどうすれば良いかですが、対策としては、
こまめに全体を眺める、"あたり"をつけてから描いてみる、少しずつ細かく描き込んでみる、などが有効でしょう。
これに関しては、自分の意識次第で割とすぐに変化します。