■服のシワの描き方■
服としわの描き方2ページ目です。
ここでは、ブラウス、制服用のシャツなど、襟付きのホワイトシャツ系のお話ですかね。
■服のシワの描き方■
服としわの描き方2ページ目です。
ここでは、ブラウス、制服用のシャツなど、襟付きのホワイトシャツ系のお話ですかね。
女性用のシャツは、私の場合、ボディラインにフィットした方が楽なので、ほっそり描くことが多いです。
この手のシャツの生地は若干硬いので、少し厚手のものになると、
シワが出来る時に極端なカーブではカクカクと何度か折れるようにカーブを作ったり、
長くて緩やかなシワだとカーブがほんの少し直線寄りになったりと、多少の違いが生まれたりもしますが、
まあ大差はないです。
その辺は上手く念じてそれっぽい形に仕上げてください。
また、ボタンの付近はシワができやすく、ボタンのラインの右側と左側とでは生地が切れているためシワがいったん途切れます。
(大きなシワの場合だと、途切れつつ続くような感じです)
シワが出来るポイントに関しては、服のシワ講座1ページ目の説明と同じ要領です。
ただ、生地は薄いので、シワの線は細いです。
特に、この絵はピッチリシャツで手を挙げてるので、シワが多いですね。
こういうブラウス系のものは、滑らかなシワのカーブにすることが多いです。
(ゆったり感や生地の柔らかさを感じさせるためで、服によってはたるみにも余裕を持たせます)
また、上の画像みたいにパフスリーブで描く場合は、すぼんだ部分にシワが密集しますが、
これは意図的に作られたものなので、まだらにシワを付けず、ある程度等間隔を意識して描くことにしてます。
それから、こういうすぼみが入る時には、ひし形のシワを多用します。
買ったばかりのシャツだと、丸印のあたりに折り目が入ってます。
私の場合、この絵みたいに、たまに気分で折り目を付けますが、
何度か使った服なら普通はいらないので、他と同様、丸い感じに袖口を描いてしまう方が無難です。
まあ、こういう折り目があると新品な感じがするので、この辺好みによるかもしれませんが。
影付けすると、大体こんな感じ。
たいてい、ボタンの辺りや袖口は生地が厚くなっているので、白生地の場合、明るめに塗るか真っ白にします。
本当は襟も厚いのですが、襟の辺りは頭や髪の影になりやすいので、たいていは普通に影を付ける事にしています。
こだわった人だと、シワの折り目で生地が重なった部分も意図的に明るく塗ったり、ダーツなどの縫い目の描写も挟んだりしそうですが、
それは時間がかかりそうなので割愛。
この絵のシワの部分はどちらかと言うと、単に凹凸の起伏で明暗が出来ています。
ちなみに、服のシワとは関係ありませんが、女性の正面画の場合、胸の凹凸は主に影付けで表現します。